5. 厚生年金だけに依存しない!時代に合わせた働き方や資産運用を
定年後も、収入を得るためにずっとお仕事を続けるのは現実的ではないです。自分はもっと節約できていると思っても、年金だけでは老後最低限の生活費でも赤字です。
また、現役世代がもらえる年金額は、今より減る可能性もあります。年金のみでは将来不安になりますが、今から対策できることはあります。
例えば働き方。現代は共働き世帯が主流となっています。
そのため、「一般家庭」の定義が、今の現役世代がシニアになる頃には変わるでしょう。
内閣府の「令和2年版男女共同参画白書(概要)」によると、令和元年の共働き世帯は1245万世帯に対し、専業主婦世帯は582万世帯です。専業主婦の方が少ないです。
夫婦ともに会社員であれば、受け取れる年金は平均26万7929円ですので、最低限の老後生活費用はカバーできます。
また、パートであっても、一定要件を満たせば厚生年金に加入できます。
働き方を変えるのと同時に行いたいのが、貯金以外の方法で老後資金を準備することです。先程述べた3つのポイントをおさえて資産運用すると良いでしょう。
つみたてNISAやiDeCoなど世の中には運用方法がたくさんあります。ご自身に合う運用方法を見つけるためにも、まずは情報収集を行ってみましょう。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和2年度 厚生年金・国民年金事業の概況」
- 金融審議会「市場ワーキンググループ」(第21回)厚生労働省提出資料
- 生命保険文化センター「介護や支援が必要な人の割合はどれくらい?」
- 生命保険文化センター「老後の生活費はいくらくらい必要と考える?」
- 内閣府「令和2年版男女共同参画白書(概要)」
宮内 勇資