60歳代の貯蓄や年金をもとに老後を考える
60歳代のおひとりさまの年金、貯蓄、月々の収支の平均を調べてみました。安心できる貯蓄額は、「生活費ー年金等の収入」で求めることができます。老後を30年と仮定し、その分の貯蓄ができると安心ですね。
生活費は多めに見込むことで、不測の事態を避けましょう。また年金受給額は、定期的にねんきんネットで確認することが確実です。
とはいえ、物価が上昇する中で老後の資金を貯めるのは簡単なことではありません。数十年先のお金というのは、優先順位も下がりがちになります。
そんなときは、生活費の節約に加え、資産運用なども選択肢に入れるといいかもしれません。リスクがあるからと敬遠されることもある運用ですが、長期に積み立てることでリスクを軽減できます。
数十年先の資金は、資産運用と相性がいいとも言えます。効率的な貯蓄のひとつとして、検討してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和3年)」
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2021年(令和3年)平均結果の概要」
- 総務省「2020年基準 消費者物価指数 全国2022年(令和4年)7月分」
太田 彩子