2. 不労所得で老後対策「FIREよりもサイドFIRE」を目指す
長生きするほど生涯に必要なお金は増えるものですが、何歳まで元気に働けるのかは分かりません。
仕事への意欲とは裏腹に、働くために必要な体力や記憶力・とっさの判断力は低下していきます。
また、老化・事故・病気などの心配もあるからこそ、元気なうちに旅行や趣味を楽しみたい人も多いでしょう。
老後に使えるお金を増やすには、働く以外に「不労所得」を得るという選択肢があります。
文字どおり労働せずに得られる収入のことをさし、最近では不労所得を築きあげて早期退職するFIREという考え方も広がっています。
FIREを目指す人は老後よりも「いま自由に生きる」ことを重視する傾向にあり、生活費の全てをまかなえる大きな資産が必要になるため難易度が高くなります。
一方、サイドFIREは労働収入と不労所得をあわせて生活します。
ある程度仕事量をおさえ給与がさがったとしても、厚生年金には加入しつづけているのでFIREほど将来の年金額が減るリスクも避けられます。
老後になり、労働収入の部分が厚生年金と入れ替わったとしても不労所得が残りますから、年金+αを実現しやすくなるでしょう。