5. 老後資金はどう準備するか
老後資金の準備をする方法はいくつかありますが、公的年金以外に毎月受給できる仕組みがあると安心です。
国民年金の方であれば、国民年金基金に加入して年金を上乗せする方法もありますし、厚生年金の方は個人年金保険やiDeco（個人型確定拠出年金）に加入するのもいいでしょう。
超低金利時代はしばらく続きそうです。物価があがるのに賃金があがらない今、「貯金のみでは老後資金を準備できない」と実感する方も少なくないですよね。
それならば、資産運用で「お金を育てる」という発想も持ってみてはいかがでしょうか。
資産運用と言っても、株式のように「変動が大きな商品で短期的に売買する」というものばかりではありません。
「長期・積み立て・分散」を原則に、毎月コツコツと長期スパンで積み立てながら運用するというものであれば、少ない掛金でも可能です。毎月の積み立てのうち、1万円だけを資産運用に回すというのでもいいでしょう。
老後の資金を作れるのは自分だけです。何が自分にとって有効なのかを知るために、まずは情報収集から始めてみましょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」（2021年12月）
- 日本年金機構「『ねんきん定期便』の様式（サンプル）と見方ガイド（令和3年度送付分）
- 日本年金機構「『ねんきんネット』とは？」
太田 彩子
