一戸建ての固定資産税を計算する手順
固定資産税額は、次の計算式で算出します。
- 固定資産税額=課税標準額×標準税率1.4%
自治体は、条例によって異なる税率を定めることも可能です。計算する前には、納税地の税率を確認しておきましょう。
ここからは、一戸建ての固定資産税額を計算する方法を順を追って解説していきます。
1. 固定資産税評価額を調べる
固定資産税評価額とは、課税台帳に登録されている価格です。調べる方法は次の3つです。
- 課税明細書で確認
- 役所または都税事務所で固定資産税課税台帳を閲覧する
- 役所で固定資産評価証明書を取得する
新築の場合
新築あるいは増改築した戸建ては、家屋調査を経て評価額が決定します。一部の建売住宅を除いて検討時には評価額が決定していないため、固定資産税評価額の目安から税額を計算しましょう。
土地の固定資産税評価額は、地価公示価格の7割ほどが目安です。地価公示価格は、国土交通省のサイトで確認できます。
一方、一戸建ての建物部分は、再建築価格に経年減価補正率を乗じて評価額を計算します。
再建築価格とは、家屋を再建するときに必要な費用。経年減価補正率とは、経年を加味した減価分です。
ただ、再建築価格の計算は複雑であるため、新築戸建の建物部分における固定資産税評価額は建築費の6割ほどが目安と考えておくと良いでしょう。