高齢者世帯の平均所得金額は312万。早めの備えを
はじめの内閣府「令和4年版高齢社会白書」によれば、年金を受給している高齢者世帯における、公的年金・恩給の総所得に占める割合は以下の通り。
年金だけで暮らす世帯は48.4%と約半分であり、年金が60~100%未満と20%未満~60%未満がそれぞれ4世帯に1世帯となりました。
年金だけで生活するには夫婦ともに厚生年金の世帯か、もしくは厚生年金を多く受給している世帯かになるでしょう。現代では年金のみでは生活できない方が半数以上を占めるのが現実です。
また同資料より、高齢者世帯の平均所得金額が312万6000円でした。
その他の世帯が664万5000円ですから、年金生活では収入が減る分、生活費を抑えることも重要でしょう。
とはいえ今回の物価高のように、社会情勢が家計に影響を与える場合もあります。
長く働くことはもちろん重要ですが、先ほどの無職世帯の貯蓄内訳を見たように、お金に働いてもらう資産運用も貯蓄を増やす・守る上では大切な選択肢の一つになるでしょう。
働き続けることとともに、お金でできる工夫について情報収集してみてはいかがでしょうか。
参考資料
宮野 茉莉子
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)