4. まとめにかえて
薄々感じている方もいるかと多いかと思いますが、「年金以外にどう老後資産を準備するか」が非常に大事になってきます。
先ほどと同じ資料によると、働く理由は「経済的理由」が76.4%を占めています。それだけ、老後の生活について不安視している人が多いことの裏返しでしょう。
国民年金のみの受給者であれば、付加給付や国民年金基金への加入など年金を増やせる手段はいくつか存在します(併用はできません)。
また、厚生年金を受給できる方であっても、場合によっては転職や残業などで目先の収入を増やすことも可能なのではないでしょうか。
加えて、両者に共通する手段としては、「資産運用」が挙げられます。最近では運用益が非課税になるiDeCoやNISA制度もありますね。
もちろんリスクがあり、また流動性の高い預貯金も大切ですが、老後を見据えた際には、一つの選択肢として取り入れてみるのもよいでしょう。
自分のことは自分で守らなければいけません。
今まで資産運用などを考えてこなかった方も、今回を機に、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
参考資料
荻野 樹