庭で花を育てていると、あたり一面に心地よい香りが漂います。甘い香りや爽やかな香り、フレッシュな香りと種類もさまざま。
ガーデニングをしながら優しい香りに包まれるのは至福のひとときです。今回は夏の終わりから秋にかけて咲く花の中から、香りのよい品種を紹介します。
花の香りの役目と効果
花の香りはチョウや蜂などを誘う役割を担っています。甘い香りに誘われて飛んで来た昆虫に蜜を与える代わりに、花粉を持ち運んで受粉の手助けをしてもらうのです。
また害虫が嫌う匂いを放って、被害から身を守るという自己防衛も兼ねています。人にとって花の香りは、心を癒やす「ヒーリング効果」や、昔の記憶や感情がよみがえる「プルースト効果」があるとされています。
夏の終わりから秋にかけて咲く香りのよい花8選
カラミンサ
細い枝に咲く小さな花が可憐なカラミンサ。繊細でふんわりとした優しさがあります。花色は白や薄紫、ピンクなど。ミントに似た爽やかな香りが漂います。
日なただけでなく日陰でも栽培可能。見た目によらず強健な性質で、こぼれ種でどんどん増えていきます。※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)