残価設定ローンを上手く活用するには

残価を下げないためには、残価保証の条件を読み、残価減算を受けない使い方を行いましょう。残価設定ローンは残価保証を謳っていますが、条件があります。

その条件とは、「レースなどの競技での使用や違法改造を行わない」「事故による修復歴が無い」「走行距離を事前に設定した距離数以下である」「外装、内装の損傷が日産販売会社による査定減点が面積基準の範囲内である」などです。

「外装、内装の損傷が日産販売会社による査定減点が面積基準の範囲内である」に関しては、返却時に査定を行う際、免責基準の金額以下であれば支払いを行う必要はありません。セレナの場合、免責金額の基準は修理費用が10万円以内となっています。

ちなみに、セレナの残価設定ローンでは、残価保証の上限である走行距離や修理費用が超えてしまった場合でも、精算可能上限までであれば、月々の支払いが終了した場合、返却することができます。

走行距離に関しては、月1000キロコースで36回払いの場合、積算可能上限が5万4000キロまで。外装、内装の損傷の査定減点は精算可能上限が15万円までとなっており、査定減点×1000円で精算すれば返却することが可能です。

逆に、市場価格が下がりにくいグレードや、外装や内装の程度が良い場合もあります。このような場合は、残価よりも高い価格で、買い取り店で売却することができることもあります。