一般的な介護にかかる費用の目安は580万3000円
生命保険文化センター「 2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、月々の介護費用の平均額は8万3000円となっています。
また、住宅改造や介護用ベッドの購入費など一時的な費用の合計は平均74万円となっています。
介護の期間は、6ヵ月未満~10年超までと違いがありますが、介護期間が4年を超えた人は約5割となっています。平均期間は61ヵ月(5年1ヵ月)となっており、介護が始まると長期間に及ぶことがわかります。
これらの情報から、1人を介護するときにかかる費用を計算すると次のとおりです。
一般的な介護にかかる費用
- 一時的にかかる介護費用:74万円
- 毎月の介護費用:8万3000円
- 介護期間:61か月(5年1か月)
- 74万円+(8万3000円×61か月)=580万3000円
もし、同居する介護者(子ども)が要介護者(親)を世話する場合、前述の費用が介護にかかる目安となります。
しかし、子どもと親が離れて暮らしているときは遠距離介護になり、さらに交通費がかかります。