株式投資をする上で、配当金の動向や株主優待の内容を起点に買う株を選ぶ人もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、実際に配当金が振り込まれたり、優待ギフトが送られてきたりすると、株式投資のリターンを実感しやすいものです。
しかし、株式投資では「株価の値上がり・値下がり」もリターンに大きく影響を与えます。
今回はINPEX(1605)について、「1年前に100株を買った人の、本当のリターン」を振り返っていきます。
それではまず、配当金について見ていきましょう。
INPEXの配当金のリターンはいくらか
INPEXの株式を1年前に買い、持ち続けたとすると、2021年12月期の期末配当と2022年12月期の中間配当の計2回を受け取ることができます。
なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。
今回の検証では、以下のような想定となります。
- 株式の取得日:2021年8月12日
- 株式の取得価格:800円(取得日の終値)
- 2021年12月期・期末配当:28円
- 2022年12月期・中間配当:30円
- 100株ベースの配当金のリターン:5800円
それでは次に、株主優待のリターンを計算していきます。
INPEXの株主優待のリターンはいくらか
INPEXは、毎年12月31日現在、普通株式400株以上を1年以上継続して保有する株主を対象にクオカードを提供しています。
しかし、今回の検証では100株保有を想定しているため、優待は受け取れません。
そのため、優待のリターンは0円となります。
INPEXの株式投資のトータル・リターンはいくらか
以上、配当金と株主優待のリターンについて振り返ってきました。
次に、株価変動によるリターンを計算します。
- 株式の取得日:2021年8月12日
- 株式の取得価格:800円(取得日の終値)
- 取得から1年後の日付:2022年8月12日
- 1年後の株価の終値:1513円
- 100株ベースの株価変動によるリターン:+7万1300円
そして最後に、トータル・リターンを計算します。
- 配当金のリターン:5800円
- 株主優待のリターン:0円
- 株価変動によるリターン:+7万1300円
- トータル・リターン(金額ベース):+7万7100円
- トータル・リターン(%ベース):+96.4%
リターンの計算は以上となります。
まとめにかえて
INPEXの株式の年間リターンは+96.4%となり、大きなプラスとなりました。
このようにリターンについて時間軸を設定し、要素を分解したうえで計算してみると、企業ごとに何がリターンに大きく影響を与えたのかがわかり、投資先を選ぶうえでの新たな視点につながります。
参考になれば、幸いです。
