「1年前の8月にどんな記事が読まれていたのか」
そのようなご要望にお応えして、LIMO編集部ではPVデータをもとに、2021年8月に読まれた記事の中から今こそ読んでおきたい記事をピックアップしました。
夏休みの時間のある時にでもどうぞ。
「老後資金はなんとなく貯めている」という方は、多いのではないでしょうか。
老後に2000万円が必要といわれても、目の前の教育費や住宅ローン、車の購入費用などを貯めるのが先、と考えがちです。
一方で、「人生100年時代」といわれている現代。今の現役世代が、年金だけで老後を過ごすのは厳しいでしょう。100歳まで生きるということは、人生の約3分の1が老後になります。
老後資金を用意するためには、まず「具体的にひと月いくらの年金をもらえるか」を把握することが第一歩。
そこで今回は、現代の一般家庭が、ひと月どれほどの国民年金と厚生年金をもらっているかを確認しましょう。
関連記事: 住民税非課税世帯の年収はいくら?非課税世帯への助成制度を6つ紹介
国民年金は、ひと月いくら?
公的年金は「基礎年金」(国民年金)と「厚生年金」の2階建てになっています。
まずは、現代のシニア世代の基礎年金の月額を見ていきましょう。
厚生労働省年金局の「令和元年度(2019年)厚生年金・国民年金事業の概況」によると、男女別で次の金額になります。
【国民年金】 年金月額階級別老齢年金受給権者数(男性)
- ~1万円未満:1万2693人
- 1万円~2万円未満:6万803人
- 2万円~3万円未満:22万1983人
- 3万円~4万円未満:70万6206人
- 4万円~5万円未満:134万5582人
- 5万円~6万円未満:312万4529人
- 6万円~7万円未満:849万4551人
- 7万円以上:38万1323人
【国民年金】 年金月額階級別老齢年金受給権者数(女性)
- ~1万円未満:6万6247人
- 1万円~2万円未満:24万4695人
- 2万円~3万円未満:74万63人
- 3万円~4万円未満:226万4161人
- 4万円~5万円未満:336万406人
- 5万円~6万円未満:454万1337人
- 6万円~7万円未満:598万7227人
- 7万円以上:144万306人
国民年金の場合は、男女ともにボリュームゾーンが「6万円~7万円未満」とそれほど差がありません。
平均年金月額
- 男性:5万8866円
- 女性:5万3699円
平均額:5万5946円
平均月額は5万5946円です。
国民年金を受給できるのは、第1号被保険者の自営業・フリーランス、第2号被保険者の会社員、第3号被保険者の専業主婦など。
夫、または妻が自営業やフリーランスだと受給できるのは国民年金のみです。
国民年金以外に老後資金を準備する必要があるので、早めに用意を始めると良いでしょう。