60歳代前半で7割、後半で5割が働く時代へ

就いてよかった仕事の理由を見ると、やりがいや喜びを感じる方が多く見られました。

仕事選びでは給与などが重視されがちですが、やりがいや楽しさといった目に見えない部分も見逃せないでしょう。

内閣府「令和4年版高齢社会白書」によれば、今は60歳代前半の71.5%が、60歳代後半の50.3%が働く時代です。

出典:内閣府「令和4年版高齢社会白書(全体版)」

60歳代前半で働く方は2011年には57.1%でしたが、10年間で約14ポイントも増加しています。また、70歳代前半でも32.6%が働いており、年々働くシニアは増えています。

少子高齢化の今、いま現役世代の方も、これまで以上に長く働くことが予想されるでしょう。

1日の多くの時間を占める仕事ですから、大変なことはあるものの、やりがいや楽しみを感じられると嬉しいですよね。それがモチベーションや生きがいに繋がることもあります。

長く仕事を続ける時代になったからこそ、自分で就いてよかったと思える仕事選びをしたいもの。仕事は急に変えるのは難しいものなので、若いうちから長く働くことを想定した仕事選びをするといいでしょう。

参考資料

宮野 茉莉子