同じ世帯年収1000万円でも、独身と専業主婦世帯、共働き世帯では手取りの額は変わってきます。

これは引かれる税金や社会保険料が、世帯構成によって異なるためです。

実際にどのくらい違うのか、それぞれの手取り額を計算して比べてみたいと思います。

また、年収1000万円は所得制限が適用される可能性があります。所得制限がある制度と目安となる年収も合わせてご紹介します。

世帯年収1000万円の3つの世帯パタ-ン

世帯年収1000万円といっても、世帯構成によって生活イメ-ジは大きく異なります。

税金や社会保険料は所得や扶養の有無によって金額が変わるため、手取り収入に違いが出てきます。

また、世帯の人数によって生活費も変わってくるので、家計の収支バランスからゆとりがある生活ができるのか、そうでないのかイメ-ジができます。

ここでは、例として次の3つのパタ-ンを想定してそれぞれ計算していきます。

パタ-ン1:独身

  • 35歳会社員、年収1000万円(月収60万円+ボ-ナス140万円×2回)

パタ-ン2:専業主婦世帯

  • 夫:35歳会社員、年収1000万円(月収60万円+ボ-ナス140万円×2回)
  • 妻:32歳無職
  • 子:1歳

パタ-ン3:共働き世帯

  • 夫:35歳会社員、年収600万円(月収40万円+ボ-ナス60万円×2回)
  • 妻:32歳会社員、年収400万円(月収30万円+ボ-ナス20万円×2回)

※いずれも東京都在住(協会けんぽ加入)
※提示した情報以外の控除はないこととします
※社会保険料は「健康保険料」「厚生年金保険料」「雇用保険料」(40歳以上になると「介護保険料」が加わります)

では一つずつ確認していきましょう。