4. 年代に関わらず貯蓄は早めに手を打つ
今回は、年齢層別の貯蓄の実態について説明しました。
貯蓄がない世帯もあれば、2000万円以上ある世帯もあることがおわかりいただけたと思います。
定年を迎えてから急に貯蓄を増やすのは難しいでしょう。老後のための貯蓄は、現役世代のうちに始めておくことが大切です。
「年金があるから何とかなる」と思っている人もいるかもしれません。しかし、今年は減額となりました。将来どれだけもらえるかは誰にもわかりません。公的年金だけに頼らずに、自分で年金を作るイメージを持つことが大切です。
最近では、NISAやiDeCoといった税制優遇のある制度が導入されています。まずはこれらの制度を知り、将来のマネープランについて考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省「令和3年簡易生命表の概況」(2022年7月29日)
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別データ」
- 国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」(令和3年9月)
齊藤 慧