4. 厚生年金だけに頼らない貯蓄術とは?

今回は年金の高額受給者になれる条件を見ていきました。

確かに30万円以上を受給する人がいる一方、今の現役世代が目指すのは難しいことがわかりましたね。

ほとんどの方にとって、年金生活になれば収入が大幅にダウンします。老齢年金だけに依存しないための貯蓄=「新しい資本主義」の正体の一部ともいえます。

銀行預金の金利は非常に低く、金利が低いことが原因でどんどん円安が進み、ガソリンや食品を始め、物価上昇の波が押し寄せています。

お金の全てを預金していては効果的に資産を守ることはできません。円安が原因ならば、まとまった資産の一部を外貨にしてみるのも自分の資産を守る大きな役割を果たしてくれます。

「今はドルが高いから始めるときなの?」と思われたかもしれませんが、今のドルの金利を考えれば為替以上に大きなチャンスであるとも筆者は考えております。

またこれから貯蓄を増やしたいという方には、投資信託や株式などを活用した資産運用で、銀行預金より高いリターンを得ることも期待できるでしょう。

もちろんリスクはありますが、日本円だけで資産を持っていることにもリスクが有るということを、今回の円安で感じられたのでは無いでしょうか。将来のお金の不安をなくすためにも、是非参考にしていただければと思います。

5. まとめにかえて

厚生年金30万円以上の高額受給者の現役時代の年収を考えてみると、達成が非常に困難であることがわかりました。

しかし、必ず老後はやってきます。その老後生活に向けて対策を立てていけば、年金と貯蓄の両方のパワーで老後を楽しく過ごせるのではないでしょうか。

参考資料

足立 祐一