エンディングノートに記載する内容

エンディングノートは、自分が亡くなった際や、認知能力が低下した際に、自己の財産をどうして欲しいのか、そもそも、自分の財産はどのくらいあるのかなどについて他人が見て分かるように記すものです。

冒頭でエンディングノートには法的拘束力がないと説明しましたが、強制力はないものの、「このようにして欲しい」といった希望を書くことはできます。

また、延命治療を望むかどうか、お墓はどうするのかといった内容も記載できます。

エンディングノートの内容1. 自分自身のこと

同居している家族が把握している場合は特に必要ないかもしれませんが、一人で暮らしている場合や親族と離れて暮らしている場合などでは、自分の出身地や生年月日といった基本的な内容を知らないケースもあります。

どこで勤めていたかなどといった内容についても記載しておくといいでしょう。

エンディングノートの内容2. 医療や介護のこと

自分が今後病気になった時や、介護が必要になったときに備え、臓器提供希望の有無や延命治療希望の有無などは必ず記載しておきましょう。

自分に判断能力がない状態になった際には、エンディングノートに記載したとおりにしてもらえます。

さらに、最近は介護の問題が深刻化しています。自分に介護が必要な状況になった時に、誰に介護して欲しいか、それとも介護施設に入りたいのか、その場合の費用は工面しているのかなどといった内容を記載しておくことが大切です。