60歳代「はたらくシニア」の給与事情。定年後の生活は厳しくなるのか

4. 60歳代以上が受給する「厚生年金と国民年金」はいくら？

厚生労働省の「令和2年度厚生年金・国民年金事業の概況」を参考に、実際の受給額を見ていきましょう。

4.1 国民年金の平均年金月額

• 60歳：3万9019円
• 61歳：4万594円
• 62歳：4万1689円
• 63歳：4万2881円
• 64歳：4万3513円
• 65歳：5万7919円
• 66歳：5万7737円
• 67歳：5万7569円
• 68歳：5万7272円
• 69歳：5万7169円

4.2 厚生年金（第一号）の年金平均月額

• 60歳：9万838円
• 61歳：5万9575円
• 62歳：6万0436円
• 63歳：7万8770円
• 64歳：8万636円
• 65歳：14万5337円
• 66歳：14万5703円
• 67歳：14万3386円
• 68歳：14万1979円
• 69歳：14万36円

※国民年金の金額を含む

国民年金の月額は4~5万円台となっており、健康なうちはできる限り働く必要性が感じられますね。

65歳未満は繰上げ受給の選択者や特別支給の老齢厚生年金の受給者のため、金額は少なくなっています。

いま一度、自分の働き方や年金を受け取り始める年齢、老後までに貯める必要がある貯金額などを考える時間を作ってみましょう。

また、自分の年金はどれくらいもらえそうか、「ねんきんネット」で確認してみることをおすすめします。