4. 不労所得「FIRE」することのメリットとデメリット

FIREの魅力は、なんといっても「自由になれること」に尽きます。

とくに若年層を中心に関心が高まっていますが、自由と自己責任は表裏一体。
最後に、FIREすることのメリット・デメリットについて認識しておきましょう。

4.1 FIREの4つのメリット

  • 会社勤めをする上での精神的、時間的な拘束から解放される
  • 家族や友人、趣味のために人生を費やせる
  • すきな場所で暮らすことができる
  • 新しいことに思いっきりチャレンジできる

4.2 FIREの5つのデメリット

  • リタイアが早いほど厚生年金の金額が少なくなる
  • 病気、事故、介護など想定外の出費に対応できなければFIREは失敗する
  • FIREと引き換えに社会でのキャリアが停止した場合は、再就職がむずかしくなる
  • 理論どおりの運用ができる(収益を得られる)とは限らない
  • 中には周りにFIRE仲間がおらず孤独になってしまったり、生き甲斐を見失う人もいる

5. 不労所得でFIREを目指す!厚生年金の受給額も確認

実際にFIREを目指すかは別としても、これからの時代、老後生活を満足いくものにするには資産運用をしていて損はないでしょう。

月に2~3万円など少額からチャレンジするだけでも将来大きな差になりますし、公的年金に+5~10万円でも収入があれば随分助かるはずです。

ちなみに、会社員や公務員が加入する厚生年金の受給額の分布は下記の通りです。

出典:厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

まずは無理のない範囲で資産運用を検討してみてはいかがでしょうか。

参考資料

尾崎 絵実