大企業と中小企業で働く人の純貯蓄の差はいくらか

次に、総務省「2021年 家計調査 / 貯蓄・負債編 二人以上の世帯 詳細結果表」に掲載された貯蓄額から、負債を引いた純貯蓄を割り出します。

  • 1~9人:貯蓄1159-負債531 =628万円
  • 10~29人:貯蓄1081−負債791=290万円
  • 30~99人:貯蓄1118−負債639=479万円
  • 100~299人:貯蓄1024−負債866=158万円
  • 300~499人:貯蓄1286−負債748=538万円
  • 500~999人:貯蓄1327−負債919=408万円
  • 1000人以上:貯蓄1792−負債998=794万円

最も純貯蓄が多いのは従業員規模1000人以上の企業ですが、全体的に見ると企業規模と純貯蓄は必ずしも比例しないと分かりました。

ここまでに解説した年収と純貯蓄はあくまで調査内容をまとめたもので、実際は会社形態や年齢によっても異なります。上記の計算式を参考に、ご家庭の純貯蓄を調べてみましょう。

次項からは、今から実践できる貯蓄方法について解説します。