2022年7月28日、文部科学省は2022年度(令和4年度)全国学力・学習状況調査の結果を公表しました。
国公私立学校の小学6年生と中学3年生を対象に2022年4月19日に行われた本テストでは、国語、算数・数学、理科の理解度をはかります。
学力テストの結果によると、中学校の理科では正答率が5割を下回ったことがわかりました。
詳細や近年の動向を見ていきましょう。
2022年度「全国学力テスト」とは
全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)とは、小学校第6学年、中学校第3学年を対象に行われるテストで、調査の対象は次のように示されています。
- 義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。
- 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる。
- そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。
※文部科学省「全国学力・学習状況調査の概要」より引用
新型コロナウイルス感染症の影響により、後日実施となった学校も小学校107校、中学校65校にのぼりました。
また一部の学校においては、PC・タブレット等の端末を活用したオンラインによる回答方式が試行的に実施されたようです。