住宅ローン利用者の「金利に対する見通し」

住宅金融支援機構は2022年6月28日、住宅ローン利用者1500人を対象とした「住宅ローン利用者の実態調査(2022年4月調査)」の調査結果を発表しました。

同調査のデータを振り返りながら、住宅ローン利用者の実態をひもといていきます。

※同調査は2022年4月から5月にかけて実施されたものであり、直近の相場変動を受けて実態は変化している可能性がございます。あらかじめご了承下さい。

足元で金利相場が大きく変動する中、住宅ローン利用者はどのような見通しを持っているのでしょうか。

出所:住宅金融支援機構「住宅ローン利用者の実態調査(2022年4月調査)」(2022年6月)

 

金利が今後上昇すると考えている住宅ローン利用者の割合(全体)

  • 2022年4月調査:39.2%
  • 2021年10月調査:23.1%

金利が今後上昇すると考えている住宅ローン利用者の割合(変動型)

  • 2022年4月調査:37.6%
  • 2021年10月調査:19.6%

金利が今後上昇すると考えている住宅ローン利用者の割合(固定期間選択型)

  • 2022年4月調査:42.9%
  • 2021年10月調査:31.9%

金利が今後上昇すると考えている住宅ローン利用者の割合(全期間固定型)

  • 2022年4月調査:45.1%
  • 2021年10月調査:27.3%

こうしてみると、全タイプのローンで、金利が今後上昇すると考えている利用者の割合が増えています。

それではこういった状況下、ローン利用者はどのような対応策を検討しているのでしょうか。