4. 標準的な夫婦「年金22万円」とは？標準に潜む罠

日本年金機構は、標準的な夫婦が受給する年金は月額21万9593円（2022年度）としています。

ただ、先述のように年金の受給額は個人差が大きいもの。約22万円という金額は「40年間サラリーマンとして平均43万9000円を稼いだ夫と、40年間ずっと専業主婦だった妻」という夫婦を想定しており、現代の世帯状況とはずれている印象です。

もちろん専業主婦の方もたくさんいらっしゃいます。ただ、「40年間一度も働いたことがない」という方は少数派なのではないでしょうか。

標準という言葉は、ほとんどの人に当てはまるような印象を与えますが、実際には個々人で状況が違います。

将来、どれくらいの年金がもらえるのか不安な場合は、年金定期便やねんきんネットで自分の年金額を確認するとよいでしょう