1. 【公的年金制度】厚生年金と国民年金の仕組みをおさらい

まず、日本の公的年金制度についておさらいしましょう。

年金は、主に国民年金と厚生年金の2つに分けられます。

出典：日本年金機構「国民年金・厚生年金保険 被保険者のしおり」（令和4年4月）、厚生労働省「日本の公的年金は『2階建て』」をもとに、LIMO編集部作成

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国民年金は、基本的に20歳から60歳までのすべての国民が加入できる年金です。

一方、厚生年金は、前述の国民年金加入者のうち、会社員や公務員などの国民年金第2号被保険者が受け取る年金を指します。

つまり、会社員や公務員は国民年金に加え、厚生年金にも加入することになり、受け取る年金額が増えるのです。

例えば夫婦ともに会社員であれば、夫婦ともに厚生年金に加入し、夫婦ともに自営業であれば、夫婦ともに国民年金に加入することになるのです。