2. ステップワゴンの室内空間は国内ホンダ史上最大

ミニバンを選ぶ時、注目する部分の1つと言えばインテリアでしょう。

ミニバンは運転席だけでなく、後席の質感や使い勝手が重要で、さらにステップワゴンやそのライバルであるトヨタノア・ヴォクシー、日産 セレナは、日本国内でベストセラー車のため、インテリアに力を入れています。

6代目ステップワゴンは、国内Honda史上最大の室内空間を売りにしていますが、乗用車として使われるステップワゴンには、他にも様々な特徴があります。

内装は、「触れて心地よく汚れにも安心なリビング感覚のインテリア」が特徴で、ソフトな感触のパッドをダッシュボードからドアまで連続して配置する事で、乗る人をやさしく包み込む空間をイメージしています。

シートは、ソファーのような厚みのあるで形状にしただけでなく、メイン材をサイドまで張り込むことでシートの厚みを強調。他社の同クラスのミニバンと比較してリビング感を演出しました。

また、内装につかわれている表皮も注目です。

ステップワゴンには一部グレードに撥水・撥油加工を採用したファブテクトを採用。

これは、水を弾くだけでなく、食べ物や飲み物の油も弾いて拭き取りやすくする、ホンダ独自開発のシート素材。

ファミリーカーやアウトドアアクティビリティで楽しむ人にも有り難い機能と言えるでしょう。

FABTECTは、AIRグレードの場合、インストルメントパネル、ドアパネル、3列目サイドパネルのソフトパッドに採用。また、上級グレードのSPADAにはシートメイン材に採用しています。

防水シートを採用したミニバンと言えば日産セレナのメーカーオプションで、ネオソフィール・パートナーがあります。

セレナが本革に近い質感がある合成皮革となっているのに対して、ファブテクトは、シート表皮にフッ素樹脂を加工する事で、ファブリックの質感と撥水効果を兼ね備えている点が特徴です。