2022年1月21日に厚生労働省より公表された、令和4年度の公的年金の0.4%の引き下げ。
実際に2022年6月より減額された年金を受け取り、不安を感じた方が多いでしょう。
この春から一気に食料品や電気代などの値上げが続いており、そのような中での値下げで家計への打撃は大きいと思います。
実際にみんないくらくらい年金を貰っているのでしょうか。
【注目記事】【厚生年金】男性「ひとりで月15万円以上」は何パーセントか。受給予定額を知る方法2選
1. 国民年金「ひと月の受給額」最新データでいくらか
日本の公的年金制度は2階建てとなっています。
1階は国民年金(基礎年金)で、原則20歳以上60歳未満の方が加入します。一律の保険料を払うため、加入期間が重要です。
2階部分の厚生年金は「公務員や会社員」が上乗せして加入します。加入期間に加えて、収入により将来の受給額が変わります。
厚生労働省が公表の「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、国民年金の平均額と分布を確認しましょう。
1.1 国民年金の年金月額
全体平均月額:5万6252円
- 男子平均月額:5万9040円
- 女子平均月額:5万4112円
- 1万円未満:7万4554人
- 1万円以上~2万円未満:29万3600人
- 2万円以上~3万円未満:92万8755人
- 3万円以上~4万円未満:284万2021人
- 4万円以上~5万円未満:466万3638人
- 5万円以上~6万円未満:776万979人
- 6万円以上~7万円未満:1483万5773人
- 7万円以上~:188万2274人
月平均は5万6252円。
ボリュームゾーンは月平均で6万円台です。
令和4年度の国民年金の満額は「月額6万4816円」。
満額近く貰っている人が多いようです。