「そろそろ戸建てが欲しいけど、子どもの養育費や教育費もこれからかかる」
「生活にお金がかかり、老後資金のための貯金を使ってしまう」
30代になるとこのような悩みを抱える方が多いですよね。ライフイベントなどでまとまったお金が必要となる場面が多い年代でもあります。
また、老後資金について真剣に考えはじめる方が20代の頃よりも増えてきます。
そうした中、「つみたてNISAやiDeCoに興味があるけれどどっちがよいのか」迷っている方は多いでしょう。
今回は30代はつみたてNISAとiDeCo、どちらがよいのか考えていきましょう。
NISA(一般・つみたて)の年代別加入分布とは
NISA(一般・つみたて)とiDeCoは加入者の割合は、年代によって大きく異なります。
まずはNISA(一般・つみたて)制度の2021年6月末時点の年代別加入分布を見ていきましょう。
NISA(一般・つみたて)の年齢別加入分布
NISA(一般・つみたて)の年齢別加入分布
金融庁によると、NISA(一般・つみたて)の加入者のうち、40代と60代が17.6%と最も高い割合を占めています。また、40~60代は全体の17%を超えており、70代についても16%台です。
一方で20代が占める割合は7.7%に留まり、80代の8.3%よりも低い水準となっています。
そして、加入者のうち30代は14.8%を占めています。
働き盛りで、なおかつ経済的に安定しつつあるように思われる30代ですが、NISA制度で見ると40代から70代よりも加入者の割合は低いです。その一因として、投資に回せる余裕がまだない家庭もあることが考えられるでしょう。