50代から「月10万円」貯蓄するためにやりたいこと3選

貯蓄の方法は実はシンプルです。支出を減らして、収入を増やせばいいので、この二つを組み合わせて8年間で1000万円を目標に月10万円の貯蓄を実現させましょう。

50代から「月10万円」貯める方法1. 生活のダウンサイジングをする

支出を減らすために、生活のダウンサイジングをしましょう。

ダウンサイジングとは、ものを小さくすることですが、ここでは「生活の規模を小さくする」「身軽に暮らす」「生活レベルを下げる」ことを意味します。

たとえば、子どもが独立して家を出ていった場合、狭い家に住みかえることで住居費を節約することができます。また、車を手放して、カーシェアにすることで車の維持費を節約できます。

ものを手放して身軽になることで、これまでかかっていたコストが節約できます。ダウンサイジングは、必ずしも生活レベルを下げるわけではありません。無駄がなくなることで、むしろ豊かな暮らしができる可能性があります。

例)1ヵ月の支出:自動車維持費4万円から1万円(カーシェア費用)になり3万円の節約(維持費は税金や保険料、メンテナンス費なども含む)

50代から「月10万円」貯める方法2. 固定費を見直す

支出を減らすための最も効果的な方法が、固定費の削減です。

たとえば「生命保険の見直し」。子どもが大きくなるに従って、子育て費用は年々減っていくことから、生命保険の保障は減らすことができます。

子どもが小さいうちは保障を手厚くし、子どもが成長するに従って保障が減っていく「逓減定期保険」は一般的な生命保険商品と比べて保険料が割安です。また、生命保険は教育費がかからなくなったら解約してもいいでしょう。

通信費の見直しも有効です。大手キャリアから格安SIMに切り替えることで携帯電話の料金を大幅に減らすことが可能です。

固定費は一度見直せば効果はずっと続くので、支出を減らす方法として検討する価値は大いにあります。

例)1ヵ月の支出:保険料の見直しで5000円減。通信費の見直しで7000円減。合計1万2000円支出減

50代から「月10万円」貯める方法3. 副業をはじめる

50代になると子育ても一段落し、自由に使える時間が増えることが考えられます。その時間を使って副業を始めてみるとよいでしょう。

今はインターネットによって、世界中の人々を顧客にして事業を始めることも可能です。そこまで大きなことをしなくても、空き時間を使って小物を売ったり、得意なことを人に教えたりすることでも収入を増やすことができます。

パートやアルバイトをはじめるのもいいと思います。収入を増やすための努力は、支出を削る努力よりも精神的にプラスに働くものです。年金生活に入ってもずっと続けられる副業なら老後を豊かにしてくれるでしょう。

例)ネットショップ運営で月5万円の収入

例としてあげた方法では、合計で9万2000円貯めることが可能です。月10万円貯める方法のイメージができたでしょうか。