時間を味方につけた対策がカギ
3000万円以上もの貯蓄を準備するには、「長期間かけて時間を味方につける」ことがカギとなるでしょう。
国はiDeCoやつみたてNISAなど、運用益が非課税になる制度を用意していますが、預貯金のみならずこのような制度を利用して「お金を増やす」視点も必要といえます。
もちろん「60代以降も働き続ける」ことも有効です。働くことで収入を得られれば、貯蓄を切り崩すスピードが遅らせられるでしょう。
ただ、現状を考えると人間が働くだけでは貯蓄が間に合わない場合や、万が一のことがあり働けなくなるリスクもあります。自分たちが働くのはもちろん、「お金にも働いてもらう」ことで、このようなリスクを減らせるでしょう。
運用ゆえリスクがありますが、情報収集をして自分に合ったリスク許容度や金融商品で行うことが大切です。まずはつみたてNISAやiDeCoのように、少額で将来の貯蓄や年金を準備する方法について調べてみるのも良いでしょう。
参考資料
- PRTIMES「2年目を迎えたコロナ禍における価値観の変化 老後への備えへの意識や行動の変化と人とのつながりへの関心」
- メットライフ生命「老後を変える 全国47都道府県大調査(2021年版)」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別」
宮野 茉莉子