いざ50歳。老後に向けた貯蓄を

今回ご紹介したデータからは、「50代で貯蓄1000万円がない場合は、平均値に達していない」という見方もできます。また、50代で「貯蓄の成果」を実感できる人が増えてくるとも言えます。

しかし、今回の調査結果はあくまでも「平均」です。全年代の貯蓄額を見るとわかるとおり、極端に多くの資産がある層が平均を押し上げていることは否定できません。

データは一つの参考と捉え、「自分の場合はあといくら必要なのか」を考えてみましょう。マネープランは一瞬で作れるものではありません。今後数十年のキャッシュフローを考える必要があるのです。

ぜひおうち時間を有効に使い、じっくり自分自身の老後と向き合ってみましょう。

参考資料

太田 彩子