1. 損する前に知りたい在職老齢年金とは

厚生年金は、原則65歳から受給することになります。しかし65歳以降も働く方は多いものです。

もし働くことで厚生年金に加入し続けると、老齢厚生年金の額と給与や賞与の額(総報酬月額相当額)に応じて、年金の一部または全額が支給停止となります。これを在職老齢年金といいます。

働くほどに年金がカットされるという、なんとも虚しい現状があります。ただし、2022年4月の法改正により、基準となる給与額が大幅に上がりました。

つまり、働くシニアにとっては好機となったのです。くわしく解説します。