2022年6月30日、夏のボーナスが国家公務員に支給されました。行政職員の平均支給額は58万4800円となりました。

ボーナスがそもそもない企業もあることを考えると、やはり公務員の待遇は羨ましい部分があります。公務員のお金事情は気になるところですが、退職金はどうでしょうか。

今回は公務員のなかでも学校の先生に焦点をあてて、退職金の実態を見ていきます。そのうえで、会社員の退職金もながめていきましょう。

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1. 公務員の退職金の前に!学校の先生は何人いるか

まずは学校の先生の人数を確認しましょう。

総務省「地方公務員数の状況」によると、地方公務員280万661人の中で学校の先生(教育部門)は106万4659人。

出典:総務省「地方公務員数の状況」

地方公務員のうち、教育部門の割合は多くなっています。

前年度に比べて3万6334人増えていますが、平成6年に比べると先生の数は17%減少しています。

これは少子化による学級数の減少などによりますが、特別支援学校は約1.5倍に増加しており、現代ならではの変化も見られます。