5. 賞与の預け先も慎重に
公務員は安定しているというイメージがあるものの、今回の夏のボーナスは民間と比べて厳しい局面にあることがわかりました。
そうは言っても、会社員のボーナスはピンキリです。業種や業績によって大きく左右されるでしょう。中にはボーナスの支給自体が見送られる企業もあります。
賞与が出たときには、これをもとにしっかりマネープランを考えることが重要です。もしボーナスの大部分が生活費に消えてしまう場合、普段の生活は赤字であることを意味します。
住宅ローンのボーナス払いをしている方も含め、月々の支出割合を見直す時期に来ていると捉えましょう。
ほとんどを貯蓄に回すという方も多いですが、その場合でも「銀行預金」一択ではなく、保険や資産運用なども検討してみるといいですね。
今は昔よりも昇給しにくい時代となりましたが、「つみたてNISA」や「iDeCo」などの非課税制度も誕生しました。
その時代に合う貯蓄方法、さらに「我が家にとって」必要となる貯蓄方法を見つけ、確実にお金を育てていきたいですね。
参考資料
- 日本経済団体連合会「2022年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況(加重平均)
- みずほリサーチ&テクノロジーズ「2022 年夏季ボーナス予測」
- 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「2022年夏のボーナス見通し」
- 内閣官房内閣人事局「令和3年12月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給」
- 内閣官房内閣人事局「人事評価」
太田 彩子