2. 国家公務員「冬のボーナス」はいくらだったのか
では、国家公務員の冬のボーナスはいくらだったのでしょうか。最新の2021年12月のデータを見てみましょう。
内閣官房内閣人事局の「令和3年12月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給」によると、2021年12月10日の冬のボーナス(令和3年12月期の期末・勤勉手当)は平均で65万1651円でした。
支給月数は2.195月分で、平均給与額は約29万6900円です。
前年度の平均額より0.3%減少しており、厳しい状況が続いているようです。
参考までに、特別職の期末手当の支給額も見てみましょう。
- 内閣総理大臣:約569万円
- 国務大臣:約415万円
- 最高裁長官:約569万円
- 衆・参両院議長:約527万円
- 国会議員:約314万円
ただし内閣総理大臣及び国務大臣については、令和3年10月4日の閣僚懇談会において、「閣僚の給与の一部返納については、内閣として行財政改革を引き続き着実に推進する観点から、新内閣においても、内閣総理大臣にあっては月額給与及び期末手当の30パーセント、国務大臣にあっては同20パーセントに相当する額を国庫に返納することとする。」との申合せがあり、その分が自主返納されています。