厚生年金と国民年金の平均受給額は？加入期間が短いと年金はどれだけ少ないか 7月10日投開票参院選の争点「年金」を知る

2. 厚生年金と国民年金の平均受給額「ひと月いくらか」

では、一般的にはどれくらい年金を受給する方が多いのでしょうか。

厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、平均的な受給額を確認しましょう。

2.1 国民年金の平均月額

〈全体〉平均年金月額：5万6252円

• 〈男性〉平均年金月額：5万9040円
• 〈女性〉平均年金月額：5万4112円

 

2.2 厚生年金の平均月額（受給者数1610万133人）

〈全体〉平均年金月額：14万4366円

• 〈男性〉平均年金月額：16万4742円
• 〈女性〉平均年金月額：10万3808円

※国民年金の金額を含む

国民年金は平均で5万6000円。厚生年金は男性で16万4742円、女性は10万3808円でした。

男女で約6万円の差がありますが、これは女性の方が加入期間が短いか、収入が少ない場合が多いと考えられます。

国民年金の場合、早いうちから公的年金以外で老後資金に備える必要があるでしょう。

年金がいくらもらえそうかを確認したい倍は、ねんきん定期便やねんきんネットなどを利用しするといいでしょう。