1. 国民年金の加入者は多いのか少ないのか
まず国民年金についてですが、日本に住む20歳~60歳未満のすべての方に加入義務があります。
しかし国民年金保険料を自発的に納める必要があるのは、自営業や無職などの「第1号被保険者」に限定されます。
サラリーマンや公務員などの「第2号被保険者」は給与天引きで厚生年金保険料と一緒に納め、専業主婦などの「第3号被保険者」は納付の必要がありません。
国民年金保険料を負担に感じるのは、主に「第1号被保険者」であることがわかります。厚生労働省の最新データによると、国民年金第1号被保険者数(任意加入被保険者数を含む。)は、2021年度末で1431万人と、前年度末と比べて18万人減少しました。
一方、2021年度末の公的年金加入者数は6725万人。気になる未納者数は106万人(約1.6%)です。
では保険料の納付率は、年齢別で違いがあるのでしょうか。