4. まとめ

今回ご紹介したように、不動産投資での所得が赤字になった場合は、給与所得など他の所得と損益通算することが可能です。

不動産投資の場合は、キャッシュフローは黒字でも減価償却費の計上による「帳簿上は赤字」というケースもあり得ます。損益通算による節税を考える場合は、減価償却の仕組みもきちんと理解した上で物件を検討していくことが大切だといえるでしょう。

また、不動産投資における損益通算はメリットばかりではありません。赤字決算により金融機関などからの評価が悪くなる可能性があったり、状況によってはあまり節税の恩恵が受けられなかったりするなどの注意点もあるのです。

不動産投資による節税を意識している人は、あらかじめシミュレーションをした上で投資計画を立てることをおすすめします。

不動産投資では、収益性も非常に重要です。ご自身の状況なども照らし合わせながら、節税だけでなく総合的に判断して物件を選んでいくことが大切でしょう。

※この記事はLIFULL HOME'S 不動産投資コラムより提供を受けたものです。

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LIFULL HOME'S 不動産投資編集部