3. 70歳代の就業率はどれくらいか

年金と貯蓄で生活できない場合、長く働くことで収入を得たいもの。

厚生労働省「令和3年版高齢社会白書」より、70代の就業率について2010~2020年の推移を確認します。

出典:厚生労働省「令和3年版高齢社会白書」

3.1 就業率の推移(2010年→2020年)

  • 70~74歳:22.0%→32.5%
  • 75歳以上:8.3%→10.4%

就業率の推移をみると、70代前半では2010年には約2割でしたが、2020年には3割にまで増えています。今の70代前半の方は、およそ3人に1人の方が仕事をしていることになります。

75歳以上の就業率も10年間で増えており、約1割の方は働いていることがわかりました。

70代で働く方は意外と多いと感じたのではないでしょうか。

中には「生涯現役で働きたい」という方もいますし、仕事をすることで生活にメリハリがついたり健康に良い影響が出たりという方もいます。

一方で年金や貯蓄事情を見ると、仕事を辞めるに辞められないという方もいると考えられます。