年金の計算方法とは?年収ごとの目安も

ここまで、厚生年金と国民年金の受給額を眺めてきました。実際ご自身がいくら受給できるのか気になる方も多いかと思います。

そこで、それぞれの年金はどのように計算されるのかを見ていきましょう。国民年金と厚生年金にわけて確認します。

国民年金の受給額の決まり方

国民年金では、受給額に現役時代の収入は関係ありません。【満額×納付月数/480月】で計算されるため、40年間しっかり保険料を納めることで満額が受給できます。

ただし免除の期間がある場合は別で計算されます。ちなみに2022年度の満額は月額で6万4816円です。

厚生年金の受給額の決まり方

厚生年金の場合は、厚生年金の加入期間が1ヵ月以上ある方が受給対象となります。実際の受給額は厚生年金に加入していたときの報酬額や加入期間によって決まります。

  • 平均標準報酬月額×7.125/1000×平成15年3月以前の加入期間
  • 平均標準報酬額×5.481/1000×平成15年4月以降の加入期間

上記で求めた報酬比例部分に加え、条件にあてはまれば経過的加算額なども加わります。実際には個々で異なることがわかりますね。

ただし目安が知りたいという方のために、平均給与ごとの早見表をご紹介します。

日本年金機構「年金額の計算に用いる数値」を参考にLIMO編集部作成 

厳密には年収ではなく標準報酬額で決まるため、年収ごとに単純に目安を割り出すことができません。あくまでも参考程度にご覧ください。

またこちらは厚生年金の金額なので、実際にはここから国民年金の金額が加算されます。