1. 民間企業のサラリーマンの年金額はいくらか

厚労省「厚生年金保険・国民年金事業年報」では、厚生年金保険(第1号)の老齢年金の年金月額階級別受給権者数(平成29年度末)として、受給権者数と年金月額を開示している。

その中で、厚生年金保険(第1号)の受給権者数は1590万人。内、男子が1062.9万人、女子が527.0万人としている。いわゆる民間企業のサラリーマンだった人はこの厚生年金保険に該当する。同カテゴリの平均年金月額は14万4903円。内、男子が16万5668円、女子が10万3026円となっている。

話はそれるが、企業年金連合会を参考にすると、平成27年10月に旧共済年金が厚生年金に統合された際に、旧共済年金の加入者が第2号厚生年金被保険者(国家公務員共済)、第3号厚生年金被保険者は地方公務員共済、第4号厚生年金被保険者は私立学校共済とされている。