4. 年金から天引きされるもの3.介護保険料

介護保険料は2000年にスタートした新しい制度で、40歳以上の人に支払い義務があります。

年間18万円以上の年金を受給している場合、年金天引きの対象となるため、ほとんどの方が天引き対象になるでしょう。

保険料は3年ごとに見直され、第8期となる「令和3年度~令和5年度」の介護保険料基準額は、月額で6014円。

ここ数年介護保険料は上がっており、はじめて6000円台を超えています(あくまでも基準額で、実際の金額は地域により異なります)。

今後の長寿社会を考えると、保険料があがることは想定しておいた方が良いでしょう。

5. 年金から天引きされるもの4.健康保険料(国民健康保険・後期高齢者医療制度)

健康保険の保険料も、年金からの天引きとなることがあります。対象は74歳以下の「国民健康保険料」と、75歳以降の「後期高齢者医療制度」の保険料です。

先ほどの総務省の統計によると、社会保険料は単身高齢者で6158円でした。

12万470円の年金収入のうち、あわせて1万2214円の税金と社会保険料が引かれています。