働く還暦人「65歳以降まで働きたい」が8割

働くシニアは増えていますが、何歳まで働こうと考える方が多いのでしょうか。

PGF生命が今年還暦を迎える1962年生まれの男女2000名に行った「2022年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」より見ていきます。(調査期間2022年4月7日(木)~11日(月))。

59歳時点で就労をしている・していた人(1435名)に「60歳以降、何歳まで働きたいか」について聞くと、「65歳以降も働きたいと思う人(65歳以降の年齢を回答した人)」の割合は79.0%。

出典:PGF生命「2022年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」

「70歳以降も働きたいと思う人(70歳以降の年齢を回答した人)」の割合は36.5%にもなりました。

平均で見ると「67.2歳」まで働きたいという結果に。

一般的に年金の受給開始がはじまるのは65歳からですが、それを上回る結果となりましたね。

同調査によれば、還暦以降(60歳以降)の人生で不安に思うことを聞いたところ、1位は「収入の減少(60歳以降の雇用形態の変更など)」(52.2%)でした。

定年を迎えたり、雇用形態が変わることにより、収入への不安を抱える方は多いようです。

2021年4月に施行された改正高年齢者雇用安定法。これにより、対象となる事業者は「65歳までの雇用確保の義務」と「70歳までの就業機会の確保の努力義務」が課されます。

これからは60代でも働くのが当たり前の時代になるでしょう。