2. 「貯蓄下手の人にありがちな特徴3選」
お金が貯まらない人にはどのような特徴があるのでしょうか。
過去配信した「元銀行員が見た「お金が貯まらない人」にありがちな特徴4選」から、同じく銀行での勤務経験のある筆者も強く同意するものを3つ選び、以下、ご紹介します。
2.1 いつも頭に「節約」の二文字がある
貯金の方法は、突き詰めると「収入を増やす」「出費を減らす」「資産運用する」の3通りしかありません。
家計が赤字では貯金はできませんが、節約生活で我慢を続けていると知らず知らずのうちにストレスがたまってしまいます。
「今日はがんばったから自分にご褒美」「たまにはムダ遣いしてもいいか」といった口実で浪費してしまう人もいるのではないでしょうか。
それが積み重なると、「がんばっているのに貯金が増えない」といった事態になりかねません。
がむしゃらに節約するのではなく、まずは収入や固定費を洗い出して「自由に使えるお金はどのくらいなのか」を知るところから始めましょう。
2.2 自分が何にお金を使っているかわからない
財布や銀行に、今お金がどのくらいあるか言えますか?
「見当もつかない」という人は、お金の使い方を見直しましょう。
大きな出費だけでも目につきやすい場所に記録しておくと、ムダ遣いを防ぎやすくなります。
自宅にいながらスマホひとつで買い物ができるようになったことで、一時的な欲求のままに購入ボタンを押してしまう人が増えています。
特に、お酒に酔っているときは要注意です。
欲しい物が出てきたら、次の日まで購入を待ってみましょう。
考え方が変わるかもしれません。
2.3 利用している銀行は1つだけ
使っている銀行が1つしかないと貯金と生活費を区別できないため、貯めていたつもりのお金をいつのまにか使ってしまうおそれがあります。
基本的に1つの銀行にはプライベート用の普通預金口座を複数開設できません。
自分名義の口座が1つしかない人は定期預金を上手に活用しましょう。
ただし、預貯金が保護されるのは1銀行あたり元本1000万円と利息のみです。
複数の銀行に口座を開設して生活費用と貯金用に分ける方法も効果的です。
口座開設の手続きを面倒だと思う人もいるかもしれませんが、ネット口座なら比較的簡単に口座が作れます。
高金利の定期預金を扱っているケースも多く、賢く利用すれば普通の銀行にお金を預けるよりもお得です。
以上、「元銀行員が見た「お金が貯まらない人」にありがちな特徴4選」から、お金が貯まらない人に共通の特徴を振り返ってきました。