ひとくちに「富裕層」と言っても、質素倹約なタイプもいれば贅沢華奢なタイプもいます。代々の資産家か、一代で資産家になったのか。その背景によっても様々な富裕層がいることでしょう。

代々資産家のマネをするのはハードルが高く感じますが、自力で富裕層になった人たちに習えばお金に愛されるヒントがみつかるかもしれません。

富裕層が意識的に時間とお金をかけるものには、一体どんな共通点があるのでしょうか。

富裕層の定義は?純金融資産保有額も解説

「富裕層」の定義は、正確に決まっているわけではありません。

資産が1億円あれば十分富裕層だと感じる方もいれば、好きなだけお金を使っても一度の人生では使い切れないほどの資産があって初めて富裕層と呼べるとお考えの方もいるでしょう。

目安として、野村総合研究所の調査では「純金融資産保有額1億円以上~5億円未満」を富裕層としています。

純金融資産保有額は、保有する金融資産(預貯金・株式・債券・投資信託・一時払い生命保険や年金保険などの合計)から負債を差し引いた金額がもとになります。

つまり、「2億円の金融資産があるが1億8000万円の負債もある」状態では富裕層とは呼べないということになりますね。

この純金融資産が5億円を超えると「超富裕層」。
5000万円以上1億円未満は「準富裕層」とされるようです。

富裕層は日本にどのくらいいるか?超富裕層や準富裕層とは

現在、野村総合研究所から公表されている最新の調査は2020年におこなわれており、日本の富裕層・超富裕層の数は2005年以降最多の約133万世帯となっていました。

1/1

出典:野村総合研究所「日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆と推計」

前回調査をおこなった2017年と比較すると、富裕層と超富裕層をあわせて6万世帯増加しています。

いずれも株式などの資産価格の上昇により資産が増大したことで、準富裕層から富裕層に、富裕層から超富裕層になったものと考えられています。

富裕層の特徴1. ストレスを減らせるものにお金と時間をかける

お金持ちの多くは、ストレスを感じながらすぎる時間を嫌う傾向にあります。

「富裕層じゃなくても嫌いだよ」という声も聞こえてきそうですが、ポイントはストレスといつまで付き合っているかにあります。

「時間は有限」という意識の強い富裕層は、ほとんどの場合「精神衛生上よくない人やもの」をさっと自分から切り離す能力に長けています。

たとえば、寝苦しい寝具・苦手な料理や掃除・予想外のトラブルなど。

生活に何気なくあらわれる小さなストレスの元をいつまでも抱えているよりも、それを解消できることにお金を使ってみましょう。

「料理や掃除が苦手ですごく時間がかかってしまう」ことがストレスになる人であれば、時短家電を購入して浮いた時間で趣味を楽しんだり、新しいことを学ぶ時間をつくることができます。

イライラしたり落ち込む時間をどう解消するかは人により様々ですが、お金持ちの人がいつも余裕があるように見えるのは自分にとって有益なことに時間を使っているからでしょう。

富裕層の特徴2. 売ることになっても価値の上がるものにお金と時間をかける

お金持ちの人が物を買う時には、「消費」ではなく「投資」の目線で選ぶことが多いようです。

将来的に売ることになっても値が上がる(または下がらない)ことを好む傾向にあります。

これは冒頭お話した純金融資産に含まれる株式や債券などをはじめ、車や時計・絵などでも同じことがいえます。

「数百万した時計が値上がりして買ったときより高く売れるんだよ、まだ売らないけどね」とお茶目にお話しされることもしばしば。

もちろん、「かわいいから買う」「好みだから買う」というお買い物は楽しいものですから、いきなり全てを投資と考えるのはむずかしい部分もありますよね。

「お金持ちになりたい」方は、少し値が張る買い物や投資をおこなう機会に価格だけでなく「将来の価値」という視点で選んでみるとおもしろいかもしれません。

参考資料