4. 公的年金の考えたい私的年金のはなし

ここまで公的年金が実際にいくらくらい受け取れるのか、国民年金と厚生年金それぞれの受給額を確認しました。

国民年金では満額でも6万4816円、厚生年金では平均14万4366円と現役時代と比べると少なくなるケースが多いでしょう。年金だけでは心もとないと感じる場合には、自分で老後資金をつくる必要があります。

冒頭に記載した私的年金であるiDeCoの利用をするのも一つでしょう。ただし、資産運用には価格変動がつきものです。

運用を始める際にはリスクに見合ったリターンが期待できるのか、事前に情報収集をしっかりおこないましょう。

そして、老後資金を準備するには「期間」もとても重要です。そのため、iDeCoだけでなく、どのような運用方法が自分に合うのか早い段階から探し、行動に移すことをおすすめします。

人生100年時代と長い老後生活を、どのように迎えるのか。長く働くのか、リタイアできる資産を早期に準備していくのか、方法はどちらかです。

どちらにしても人生は一度きり。自身にとって充実した人生を過ごせるように今から考え行動していきたいですね。

参考資料

齋藤 英里奈