2. 60代世帯「貯蓄2000万～3000万円組」は何割いるか。
さきほど、60代・二人以上世帯の貯蓄額は平均2384万円であることをお伝えしました。ただし、この平均額だけでは「いくらくらいの貯蓄」を「どの程度の割合の世帯」が持っているかを知ることはできません。
実は各年代一定数の貯蓄「100万円未満」世帯が存在しており、一方で貯蓄「4000万円以上」もいます。では、それぞれどのくらいの世帯数なのでしょうか。
そこで、次のグラフから60代世帯の貯蓄額分布のイメージをつかんでいきましょう。このグラフは貯蓄現在高階級における世帯数（抽出率調整済実数）をまとめたものです。
また、それぞれの層の割合は以下のようになっています。
2.1 60代二人以上世帯の貯蓄分布（割合）
- 100万円未満：7.21%
- 100万円～：4.48%
- 200万円～：3.26%
- 300万円～：3.17%
- 400万円～：3.15%
- 500万円～：3.09%
- 600万円～：3.11%
- 700万円～：3.05%
- 800万円～：2.72%
- 900万円～：2.01%
- 1000万円～：6.55%
- 1200万円～：4.48%
- 1400万円～：3.99%
- 1600万円～：3.79%
- 1800万円～：3.09%
- 2000万円～：8.07%
- 2500万円～：7.38%
- 3000万円～：8.35%
- 4000万円以上：19.03%
この結果から、60代の貯蓄事情も二極化していることが分かります。ざっくりみると、「400万円未満」と「4000万円以上」がそれぞれ2割程度存在しています。
また、2000万円以上世帯は全体の42.8%、3000万円以上世帯に絞ると23.8％となりました。
