1. 投資FIRE「不労所得」の達成につながる4つの資産とは

実は、FIREに近い考え方は、すでに米国でありました。

また、ロバート・キヨサキ氏のベストセラー「金持ち父さん貧乏父さん」(1997年出版)でも触れられています。同書にも、現在のFIREと同様に、「投資収益を生む資産を買うべき」と述べられています。

また、現在大きな資産がないなら、毎月の収支の中から浮いた資金を投資に回す、というメッセージもありました。それでは、どのような資産に投資をすれば、FIREを実現できるのでしょうか。

一口に資産といっても、さまざまなものがあります。

  • 株式
  • 債券
  • 投資信託
  • 収益不動産

こうした資産は「不労所得」とも呼ばれます。では、50代で不労所得を得たいと思ったとき、どの資産に投資をしたらよいのでしょうか。

2. 投資FIRE「不労所得月10万円」を毎月得られる資産はあるか

投資からの収入を、毎月得られる資産は限られています。

現在、世界株式や米国株式のインデックスファンド(ETFやインデックス投資信託)を中心に、つみたて投資でのFIREが話題です。

積み立て投資は、長期スパンで複利で運用し続けることで、そのメリットを最大限享受できます。毎月の投資収入があるというよりは、資産運用するなかで、ある時期には売却などして必要な資金を取り崩すことが前提なのです。

つまり、毎月、決まったタイミングでまとまった資金を得るというものではありません。

さらに、先述のインデックスファンドは株式などで運用するため、資産価格は変動します。自分の計画通りに資金を取り崩すことができる保証はないのです。

では、どのような資産に投資をすれば、収入を毎月得られるのでしょうか。