3. 厚生年金の平均受給額「9~12万円程度」が多く
受給者数の多い年金額TOP3は、「9万円以上~10万円未満:112万5260人」「10万円以上~11万円未満:111万9158人」「11万円以上~12万円未満:101万8423人」の順となりました。
つまり、ボリュームゾーンは9万円~12万円程度ということになり全体の約20%の方が該当しています。
また、自身の受給額がこのボリュームゾーンに届かない人の数は1610万133人中263万2103人。割合にして約16%の方は9万円未満の厚生年金月額という計算になります。
この数字を多いと捉えるか少ないと捉えるかは人により判断がわかれそうですが、多くの方は自分の年金だけで生活するのは厳しい印象を持たれるのではないでしょうか。
一方、一般的な年収の方からみると年金だけでもなんとか生活していけそうな「月25万円以上」の厚生年金を受給しているのは、わずか1.8%程度です。
ただし、25万円以上の厚生年金が受給できる方は現役中の年収も一般より高収入ですから、月25万でも足りないという悩みが出てくるかもしれません。
老後の年金生活に突入するまえに家計を把握して削れる部分は削っておくか、生活水準をキープしたい方は対策を考えておくほうが良いでしょう。