世帯年収1000万円はどれくらいか
では、「世帯年収」に視点を広げるとどうでしょうか。昨今は共働きが主流となっているので、世帯合計ではハードルが下がると予想できます。
世帯年収については、厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査の概況」を参考にしましょう。
こちらの調査によると、世帯年収1000~1100万円に属する世帯は3.1%であることがわかりました。
さらに「年収1000万円以上」に広げると、その割合は12.1%。世帯でみれば、およそ1割の方が年収1000万円を超えることがわかりました。
「世帯年収」なので、片働きも共働きも含まれます。参考までに、総務省の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」をみると、二人以上・勤労世帯の「年収1000万~1250万円」の女性の有業率は66.5%です。
世帯年収1000万円の場合、およそ6~7割が共働きで達成しており、片働きは3~4割程度だと考えられます。