教育費の支払いが落ち着いてホッとするものの、老後が目に見えてくる50代。セカンドライフはどう過ごそうか、考えはじめる年代といえるでしょう。最近では「経済的に自立し、早期に退職する」という意味のFIREも話題です。
年金に対する不安は叫ばれるものの、できれば早くリタイアしてのびのびと暮らしたいと思う方も多いのではないでしょうか。会社員の方は、老後資金について厚生年金を軸に考えられると思います。
今回はFIREを実現する方法をみながら、厚生年金に頼らない生活を考えていきます。
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1. FIREを叶える「不労所得」とは
FIREという考えは以前からありましたが、従来のFIREはビジネスでの成功や遺産相続のように、一生暮らすのに困らないような巨額な資金を前提としていました。
しかし今のFIREは、その手段のベースが資産運用となっています。
たとえば株式や債券、投資信託、不動産など、働かないでも収入が得られる不労所得を活用することでFIREを叶えます。
ただ、もちろんそれぞれリスクはありますし、きちんとした知識や情報を持ち、納得した上ではじめる必要があります。
2. 【FIRE】毎月の収入目安は25万円
FIREをはじめる際に考えたいのは、毎月不労所得を得る方法を考えることです。
総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2021年(令和3年)平均結果の概要」によれば、65歳上の夫婦のみリタイア世帯の月の消費支出と非消費支出の合計は25万5100円。
リタイア後はどのような暮らしをしたいかによっても変わりますが、現役時代よりは支出が抑えられるでしょう。一つの目安としては約25万円の収入が毎月入る仕組み作りをしたいですね。
最近では世界株式や米国株式のインデックスファンドを中心としたつみたて投資でのFIREが話題ですが、売却するなどして資金を取り崩す必要があるため、FIREには向かないでしょう。
ではどのような資産運用が向いているのでしょうか。
3. 【FIRE】毎月25万円の不労所得が入る方法2選
毎月25万円の不労所得を得るためにはじめやすい方法は2つです。
3.1 FIREが期待できる不労所得1:不動産投資
不動産投資であれば、毎月の家賃収入が手に入ります。
ただまとまった資金が必要であるため、金融機関からの借り入れに抵抗がある方は難しいでしょう。地域性によるところもあり、また空室や設備費用、事故などのリスクもあります。
計画的に返済できなくなる場合もあるので、初心者には難しいでしょう。
3.2 FIREが期待できる不労所得2:高配当の株式
不動産投資よりも始めやすいのが高配当の株式を保有することです。
日本株式には年2回の配当が出る企業もあり、銘柄ごとに配当が出る月を1~12月までそろえることができれば、毎月配当収入を得られます。
ただ、こちらも価格変動や、業績により配当金が下がるリスクを抱えています。予定したよりも配当金が入らない場合もあるでしょう。
4.「厚生年金だけ」には頼らない選択を
一般的には65歳から年金を受給できます。会社員であれば厚生年金なので、国民年金よりも余裕があるイメージかもしれません。
ただし、厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、年金の平均受給額は14万4366円。
厚生年金は加入月数や収入に応じて納めた保険料により、1万円未満から30万円以上まで以下の通り個人差があります。
実際にはねんきん定期便などを見ることで、ご自身の受給額は把握できるでしょう。
今後、少子高齢化の影響により、減る可能性も考えられる公的年金。「厚生年金だけ」に頼る老後対策は危険なので、今回のような不労所得を検討されるのもいいでしょう。
一方で、資産運用による不労所得は知識が必要です。今はインターネットなどさまざまな方法で情報収集できるので、興味のあるものについては調べてみましょう。
また、不動産投資も株式もリスクがありますので、リスクまで想定した上で選択・検討されることをおすすめします。
働かないで収入を得る生活には不安もあると思いますから、総合的にみて判断してくださいね。


