教育費の支払いが落ち着いてホッとするものの、老後が目に見えてくる50代。セカンドライフはどう過ごそうか、考えはじめる年代といえるでしょう。最近では「経済的に自立し、早期に退職する」という意味のFIREも話題です。
年金に対する不安は叫ばれるものの、できれば早くリタイアしてのびのびと暮らしたいと思う方も多いのではないでしょうか。会社員の方は、老後資金について厚生年金を軸に考えられると思います。
今回はFIREを実現する方法をみながら、厚生年金に頼らない生活を考えていきます。
【注目記事】つみたてNISAやiDeCo「はじめる前に気付いておけば良かったこと」4選
1. FIREを叶える「不労所得」とは
FIREという考えは以前からありましたが、従来のFIREはビジネスでの成功や遺産相続のように、一生暮らすのに困らないような巨額な資金を前提としていました。
しかし今のFIREは、その手段のベースが資産運用となっています。
たとえば株式や債券、投資信託、不動産など、働かないでも収入が得られる不労所得を活用することでFIREを叶えます。
ただ、もちろんそれぞれリスクはありますし、きちんとした知識や情報を持ち、納得した上ではじめる必要があります。